ステルス・マーケティング

マーケティングについて面白いものがあがっていた.ステルスマーケティング.SonyEricssonのマーケティングが開発した方法らしい.日本で昔からある「サクラ」なものだが,もうすこし功名.売り込む人が居ないと言うのが大きな違いか.

方法

役者を雇い,実際にカメラ付きケータイで街角を撮影してもらう.道行く人に「写真撮ってもらえますか?」と言って触らせる.そして決め台詞「それいいでしょ?」.

映像



感想

"宣伝は四六時中あるからね"というもっともな意見から,"あくせくした町中で素敵な出会いだったと思ったのに"というネガティブな意見まで多数の意見があった.
 私はこれをやって成功する企業は自分の製品に自信があり,その製品を売り込みたい対象がはっきりしているから行える事だと思う.売り込みが成功し,実際に消費者が購入し,そこで実際の評判が決まるからだ.一度ついた火がマーケティング終了と同時に消えてしまうかそれからも燃え続けるかは,製品次第だろう.
 映像中で"詐欺的行為だ"との意見があったが,そんなの日常茶飯事だ.ネットを見ていれば「100%出会える!」とかいう胡散臭い出会い系広告があるし,フィッシング詐欺のメールは毎日のように入ってくる.
 情報過多の時代,人が推薦するものというのがどれほど強いのか.道であった人からのネガティブな意見と信頼している友人からのポジティブな意見.宣伝効果としては,キーワードは信頼関係だろう.そして結局のところ,買うのは自分だ.