さらば,愛しき鉤爪
AVANTI の Podcast で紹介されていて気になった,恐竜ハードボイルド.2006年年末の宅配便にて届く.実は恐竜は絶滅していなくて,ヒトの姿に返送して人間社会にまぎれているというお話.主人公はそんなヒトの姿に扮した恐竜.
目の付けどころがとても面白く.一気に,とは行かないが3日ほどで読了.謎解きのピースがひとつづつハマって行く感がすばらしかった.欲を言うなら,謎解きの章の前に,「こっから謎解きよ」とでも入れてくれれば,もう一度そこまで読み直せたが...って無理な話かしら.
訳者の巻末の言葉には納得させられる.
”例の大ヒットした映画”以降,恐竜という存在は,自前の神話なき国アメリカの新しい神話として,”究極の荒ぶる存在”の地位を確立した感がある.
- 作者: エリックガルシア,Eric Garcia,酒井昭伸
- 出版社/メーカー: ソニーマガジンズ
- 発売日: 2001/11
- メディア: 文庫
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