Windows上に,Apache2+PHP5の動く環境を作る方法
さて年末年始.いかがお過ごしでしょうか.諸々の事情により帰省もしないので,つまらないテレビ番組に引導を渡し,おうちでParserの勉強でもしようかなと考えていました.会社の野良サーバに置いてあるWikiの情報を自宅で参照したかったのですが,VPN経由での該当サーバへのアクセス許可が最終営業日に間に合いませんでした.
必要あるのに,アクセス出来ない.これは大問題.
さて,どうするか.
前説
必要なデータをプリントアウト.というのも考えましたが,印刷が面倒なことと,該当ページを抽出するのが大変ということで却下.参照しないというのは,勉強効率の面から最悪の選択(自分がまとめた情報以外もあるため).となると,Wikiのデータ全部をお家にもって帰ればいいじゃんという結論に.
まぁ,PCが盗まれたときのことを考えると,非常に危険な行為ではあるのですが....引きこもりには関係ないかなと.
Apache2.2.6 のインストール
- Apacheの日本語のページからApache2のWindows用をダウンロード.
- msi 形式なの普通にインストール
- http://localhost/ とかってやって "It worked!"とか表示されればインストール出来ていることになります.
PHP5 のインストール
- PHPのダウンロードページから,Windows用のバイナリをダウンロード
- installer版には必要なファイルが無いそうなので,PHP 5.2.5 zip packageを選択
- 解凍したのを C:/php5 とリネーム
Apacheの設定
httpd.confを編集.編集した後はrestartが必要.
- 標準ポート80へのアクセスを受け付けるようにする
Listen 8080
→ Listen 80
- ファイルを表示させるディレクトリを変更
DocumentRoot "C:/Program Files/Apache Group/Apache2/htdocs"
→ DocumentRoot "C:/temp/pukiwiki/"
ディレクトリを指定したらデフォルトで表示するファイルの追加
DirectoryIndex index.html index.html.var
→ DirectoryIndex index.php index.html index.html.var
- モジュールの追加
LoadModuleがたくさん書いてあるところの最後に追加
LoadModule php5_module "c:/php5/php5apache2_2.dll"
以下の物も追加.拡張子によって動かすものを変える.
PHP5の設定
- includ_pathの指定
;include_path = ".;c:\php\includes"
→ include_path = ".;c:\php5\includes;c:\php5\pear"
- ドキュメントルートの追加
doc_root =
→ doc_root = "c:/www"
- extensionディレクトリの指定
extension_dir = "./"
→ extension_dir = "c:/php5/ext"
- default_charsetの設定
;default_charset = "iso-8859-1"
→ default_charset = "UTF-8"
- エラーを表示するように変更
display_errors = Off
→ display_errors = On
- mbstringを利用可能に
以下の定義も追加
mbstring.language = Japanese
mbstring.internal_encoding = UTF-8
mbstring.encoding_translation = Off
mbstring.http_input = pass
mbstring.http_output = pass
mbstring.detect_order = UTF-8,SJIS-win,eucJP-win
mbstring.substitute_character = none