iPhone ショック

Apple界隈では良く見る名前の林信行氏の著書．iPhoneが生み出された理由，日本で生み出されない理由が書かれてある．

スティーブジョブスのトップダウンがとても効果を発揮しているのがわかるとともに，日本の会社からiPhoneのようなプロダクトが生まれなかったのが，過剰なまでの品質保証部にあるのではないかと思わせる．またそれとともに，「どうすればユーザーが喜ぶか」について考え抜くこと，そしてシンプルにするために良い意味で「切り捨てる」ということが足りないのではないかと書いてある．

書いてあることは確かで，「他社より少しでも良いもの」を作ろうと考える為に，ちょっと違う機能を，それはたいてい余計な付加機能をつけることで満足してしまっているように思う．

KOMATSUの「ダントツ商品」のように，他社を５年引き離せる技術を世にだしたいな．．．

最後に，ジョブスがピクサーの社員を激励するために言った言葉．

「お前がやりたかったのは本当にこんなことか？」