iPhoneとツイッターは、なぜ成功したのか?を読んでみた.
5月5日まで無料公開ということで,iPhoneにダウンロードし読んでみた.
その中で気になった箇所のメモ.個人的意見とかはない.
でもこの部分を抜き出したということが,自分の意見なのかなと思う.
マイクロ化したコンテンツ
マイクロコンテンツによるビジネスの活性化
- アルバムを分割して曲単位にしたことで,「スタッフのおすすめプレイリスト」が出来るようになった.
- 書籍も該当ページだけもしくは任意のページだけを切り売りできるようになれば便利だろう.
(TeePeeというソフトについて)「『東京カレンダー』の何月号で紹介」と出るのなら,元記事も読んでみたい.該当記事だけ30円で販売されていれば,買う人は多いだろうし,出版社にも利益になる.
- 編集の力で顧客をつなぎ止める.
インターネットが「考える」?
- Tweetによる刺激を受けて,
- ソーシャルブックマークという短期記憶に蓄えられ
- グーグルという長期記憶に刻まれていく
2009年の日本の広告費
新聞・雑誌・テレビ・ラジオの広告費は5年連続して下落.2009年,ネット広告費は新聞を抜き,テレビに次ぐ第2位の規模になった.
仕事もマイクロ化?
- 一つの会社に勤めるのは一つのパッケージとしてあなたの労働力を提供している
- サイトによる仕事のマイクロ化
マイクロワークという働き方に必要なのは(中略)自分の本質,得意分野が何かを明確にし,そこへリソースをいかに集中できるか,逆に得意でない分野はいかに効率的にアウトソースしてしまうか.
成功したベンチャーは AARRRと叫ぶ
- Acquisition:顧客獲得:ユーザに知ってもらう
- Activateion:活性化:面白いと感じてもらう
- Retention:繰り返し利用:もう一度使ってみたいと思わせる
- Referral:推奨:ユーザが他の人に紹介してくれる
- Revenue:収益化:どう儲ける?
まずはActivateionとRetentionに力を入れるべき.指標を決めるのが経営者の仕事.
ユーザは神様だが何も知らない
- フォーカスグループ(グループインタビュー)やアンケートなどでユーザの意見を吸い上げようとする企業がある.
- ユーザに言葉で尋ねるのではなく,行動を観察する.
- アップルストアは,ユーザの思考を探る巨大なセンサー.
日本メーカー再生のカギはマニュアルとサポート
- マニュアルやサポートはユーザの反応を一番ダイレクトに受けられる場所
- 電子マニュアルやWeb上のサポートセンターなら,ユーザの行動を定量的に測定出来る.
「原型」を作り出す
- iPod
- 機能を付加した物は「まがい物」と見られる
- 周辺を取り巻くアクセサリやビジネスが成長してきた.
- 大事なのは機能の量ではなく質
速いCPUをとにかく安く作るにはどうすればいいか,それだけを考えていては,簡単にコモディティ化の中に飲み込まれて,どんどん疲弊していってしまう.
- Alan Kay の言葉.
People who are really serious about software should make their own hardware.
モノを作るという発想から抜け出せない日本
- 日本企業はモノ自体にフォーカスしすぎるきらいがある.
- モノは実際の製品はビジョンを実現するためのツールにすぎない.
- 次から次へとやってくる納期に追われ,製品のコンセプトを練り込む余裕がない.
- ハード担当とソフト担当の両方から,心地よさの追求を行う必要がある.
イントラブランドを作る
- 「この製品ってウチらしいか?」「ウチの製品ならここはこうするべきだろう」
- イントラブランドをきっちりと構築できている企業は強い.
最強メディアは「自分」
- 新たなポータルサイト Twitter.
- 自分の「軸」が必要
3つの軸
- 空間軸
- 時間軸
- 親密軸