読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

iモードが世界を席巻出来なかった理由

UIEの中島さんとdankogaiさんがiモードについて議論していたので,ついでに書いてみる.

そもそもiモードとは何だったのか?

個人的には以下のように考えている.

  • ネットに接続できる小型端末
  • 少額決済のプラットフォーム
  • (プロキシなどのサーバシステム)

まず,ブラウザやJava経由でネットに接続出来る端末.ユーザから見れば端末がIPアドレスを持たないことをなんて問題ではなく,ネットを見れる,操作できるそれで十分だと思う.

次に,少額決済のプラットフォーム.DoCoMoはユーザのコンテンツ使用料金をユーザに課金出来るシステムを作り上げている.(それまでの)通常だったら各コンテンツ会社毎に課金システムを作り上げる必要があったものを,DoCoMoが代行することで,薄く広くユーザの手を煩わせずに課金することが出来る.

最後に,プロキシなどのサーバシステムもあると思うんだけど,これについてはよく分かっていないのでパス.ウィルスチェックやったり,パケットを正確にカウントしたりするためにものすごく面倒なシステムが作られてるらしい.

で,なにが失敗だったのか?その原因は?

日本の中でパイを取り合うだけに縛られ,海外からの調達などを行えないようになってしまった.これにより,調達コストが一向に下がらず,次の機種を考えるだけで精一杯で,次の10年に対する想像および継続がおろそかになってしまったのではないだろうか.

端末メーカーも,ソフトウェアメーカーも「お金を出してくれるから作る」という考えになってしまい,「DoCoMoからの発注がなくなったらどうするか?」っていう考えがあったにしても,まじめに考えられなかったんじゃないだろうか.

というわけで,中島さんの意見に全面的に賛成.

ドコモからの「調達」という甘い蜜に飼いならされた日本のメーカーの経営陣が、2000年代の前半にリスク覚悟で海外に本気で進出する、という戦略を取らなかった・取れなかったことにある。

んじゃ,これからの戦略はどうしよう?

単純に行くと,国内の端末メーカは総崩れ.その中で生き残っていくには,何がコアの技術なのかを見極めてそれ以外への投資を削減だよね.

加えて,リリーススケジュールをキャリアの都合から端末メーカの都合に変更して,春モデル・冬モデルなどの定期的な端末出荷の強制をやめる.これにより,多数のキャリアに一度に出せるようになるんじゃないかな.

キャリアは,大事なデータ源(ユーザ)を握ってるんだから,お金の作り方はいくらでもあるよね.ただ,国内でやるとどうせ総人口で打ち止めになってしまうので,海外に出て行かなきゃね.

ソフトウェアメーカーは,プラットフォーム上で動くアプリを個人でも作れるようになってしまったので,かなり厳しい戦いを強いられるかな.でもそれはいろいろと試せるチャンスでもあるので,短いスパンでいろいろと手をだして,何が売れるか試験する必要があるよね.

というわけで,

ぐだぐだ書いたけど,来年も頑張ろう.