スティーブジョブズ

スティーブジョブズの訃報が実はまだ受け入れられてない。

一度は会いたいと、可能であれば一緒に仕事をしたいと思った相手と一度も会えないまま、顔を生で見ることも無いままになってしまうのは、悲しいというより、喪失感の方が大きい。

Apple I でコンピュータの定義を変え、MacintoshGUIを世に知らしめた。Appleを離れていた間に買収したPixarで3DCGの世界を切り開き、Appleに戻ってからは、iMacでMacの定義を書き換え、iPodで音楽の世界を、iPhoneで電話の世界を、さらにはiPadでコンピュータの定義を再度書き換えた。

これほど何度も自らの業績を含めて自らの手で塗り替えた人は居るだろうか?彼により人生の契機をつかんだ人がどれだけ居るだろうか。そして、彼の言葉に励まされた人がどれだけ居るだろうか。

幸いなことに、彼の言葉はオンラインに残り続けるだろう。
これらの言葉を復唱しながら、自分の今までを振り返り、これからを考えようと思う。

ありがとう。スティーブジョブズ

Macでよく使ってるアプリ 2011-09

またまた同期がMacを買ったようなので、紹介がてら使ってるソフトを振り返ってみる。一年半で結構変わりましたね。

ブラウザ

RockMelt

Facebookとの連携を主眼においたWebKitベースのブラウザ
アプリやフィードを両サイドにアイコンでおけるのが気に入ってる。
iPhoneとのBookmarkの共有をするためにChromium使ってたけど、twitter経由でモバイルサファリを開くことが多くなったこともあってかあまり必要じゃなくなり使わなくなりました。

開発ツール

Emacs

EmacsのMac版

XCode

説明不要.gitクライアントも含まれるので、Subversionを使わなくなりました。

MacPorts

パッケージ管理ツール

情報管理

Evernote

今回の中ではめずらしく据え置きのアプリ。Webに流した情報はEvernoteに自動で格納されるようにしてあります。検索対象を一つに限定出来るのが便利。

Twitter

TweetDeckからTwitter.appに変更。カラム表示が必要なほどしっかり読まなくなったのでこんなもんかな。

RSSリーダ

該当なし
購読が多くなりすぎてRSSリーダは破綻。リーダーアプリは使わなくなりました。ブラウザのサイドバーにある程度が限界かな。

DVDリッピング

HandBreak

iPod touch用など出力先がプリセットされているのでお手軽にリッピング出来ます

ツール

Chuck

QuickSilver使ってたけど、高機能過ぎたので、ランチャーだけにしぼったものに変更。

Growl

これも据え置きで使ってます。通知のためのツール。いろんなアプリからの通知をGrowlに一元化出来て、Spacesなどで見えていない領域にあるアプリの通知も表示できるので良いです.Extraを適度に入れるとさらによし。

Gyazo

スクリーンショットをそのままWebにアップできる.手軽にアップロード出来るので編集が不要のものには便利.

MenuMeters

Macの状態をモニタリングしてメニューバーに表示するためのツール。iStatMenuが有料だったのでこっちに変更。

OnyX

Macのディープなところをメンテナンスするためのツール.基本的にコマンドラインで出来たりもするんだけど,まぁ使ってみて.

外部モニタ AirDisplay

iPadiPhoneを外部モニタにしてくれるツール。もちろんマウス操作も可能。twitterクライアントなんかを画面外にだしておくことで、メインスクリーンは仕事に集中できます。

メーラ

GMail

今回一番大きい違いはこれかな。メーラをMail.appからgmailに移行。mac.comのアドレスはgmailのPOPサーバ機能使って読んでます。
会社のシステムがGoogleAppsに移行してgmail使う頻度が高くなったのも原因かも。inboxを一つに出来て、複数のメーラを使い分ける必要も無いので便利。

動画編集

FinalCut Pro

iMovieで物足りなくなったらこれを買うしかないです。結婚式の映像もこれで作りました。細かな音合わせや文字列のエフェクトをつけようとすると、これじゃなきゃだめですね。

標準品

  • iCal: よい出来なので.
  • iPhoto 管理が容易なので.
    • Picasaの顔認識技術もなかなか侮れない。
    • Aperture もちょっと気になってる。
  • iTunes: iPhone 使ってるので.

iTunesが立ち上がらなくなってたのが解消したのでメモ

Software Updateを適用したら,iTunes.appが立ち上がらなくなってしまっていたが,それが解消されたのでメモ.

環境

バックアップ

念のため設定ファイルをバックアップ

$ cd /Users/{USERNAME}/Music/iTunes
$ cp *.it* /tmp/iTunesSetupFilesBackup/
$ cp *.xml* /tmp/iTunesSetupFilesBackup/

ログを確認

console.appを開いてログを見る

11/08/06 10:15:16 iTunes[4671] SwitchToUS: load bundleIdentifier: com.apple.iTunes
11/08/06 10:15:16 iTunes[4671] *** Assertion failure in -[NSMenu itemAtIndex:], /SourceCache/AppKit/AppKit-1038.36/Menus.subproj/NSMenu.m:779
11/08/06 10:15:16 iTunes[4671] Bundle /Library/InputManagers/SwitchToUS/SwitchToUS.bundle raised exception during loading: Invalid parameter not satisfying: (index >= 0) && (index < [_itemArray count])
11/08/06 10:15:27 System Events[4673] SwitchToUS: load bundleIdentifier: com.apple.systemevents

SwitchToUsとかまだ有効だったのね.(こんなの最近多いな...).もういらないので削除してみよう.

SwitchToUSを削除

$ cd /Library/InputManagers
$ sudo -rf SwitchToUs

試しにiTunesを起動してみる

起動した!
(設定ファイルを削除しているのでライブラリは空っぽ)

設定ファイルを戻して完了

$ cd /Users/{USERNAME}/Music/iTunes
$ cp /tmp/iTunesSetupFilesBackup/* ./

無事にiPhoneをバックアップできるようになったのでこれで安心して旅行に行けるわ.

勢い余ってATOKをMacから手動削除したのでメモ

Google日本語入力のほうがしっくり来るようになってきた*1ので、ATOK2008を削除してしまおうと思い立った。

ただし自分のMacBookはスーパードライブの調子が悪く最近読み込みに失敗しまくり。別のマシンでISOイメージを作成するのも面倒なので、手動で削除する。*2その時のメモ。

下準備

そもそも手動で削除できるのか?
以下のページを参照してみると、可能っぽい気がする。

下準備(その2)

ATOK以外の入力方法を選択した状態で再起動。言語設定を英語にしている場合は日本語に。
再起動後、ATOKのプロセスが残っていたら強制終了。

削除!削除!削除!!!

以下のディレクトリは全部削除

さらに、以下のディレクトリにある *.justsystems.*.plist も削除。.co.jp.と.com.が混在していたので要注意。

  • /Library/LaunchAgents/
  • /Library/LaunchDaemons/

最後は個人辞書や設定など

  • ~/Library/Preferences/ 以下のJustSystemとか含まれてるやつ。

焼き払え!

ついでに、ATOKの痕跡まで消してしまおう。

% defaults find ATOK

% defaults find JustSystem

で引っかかるやつを軒並み、

% defaults delete {DOMAIN} {KEY}

で削除!

これで完了。

*1:だって、攻殻機動隊とか超電磁砲とか一発で書きたいじゃん?

*2:決してディスクを探すのが面倒なわけでは...

はてなで MacBook Air プレゼントキャンペーン

どうやらはてなで MacBook Air 11インチ欲しい! キャンペーンをやっているようなので,blog を書いてみる.

と,応募しててなんだが,こういうキャンペーンって数多くのところがやってるけど,結局は個人情報をだだ流しにしたり,読まないメールマガジンを登録したりで終わるんだよねぇ...

プレゼント当選者を選ぶロジックについて,豪華な無料レビューを多数出しているZigsowのCTOがポロっと漏らしているのがあったのでリンクを張っておく.

人工知能を使った行動分析ロジックが詰め込まれていまして、それによって相性度や、当選を判定しています。もちろん最後は人間が目視確認をしますが、すくなくとも100位くらいまではシステムを使って絞り込んでいます。

やっぱ,情報はアウトプットする人の所にあつまるのかねぇ.

2010年を振り返る

目の前で2010年スゴロクが作成されているので,併せて振り返ってみる.

正月から修羅場

まぁいろいろとありまして修羅場でした(汗

1月〜5月

ActionScriptでradikoを録音してみたり,ChromeOSを試してみたり,と,情報をアウトプットすることでエンジニアとしての能力アップを図った時期.量をさほど出せなかったのは時間を取れなかったのと,どうしてもアウトプットするという努力が足りなかったね.

幕張への引っ越し

会社の都落ち開発拠点が幕張に移転したため,併せて幕張に引っ越す.車が無いと生活出来ない辺境の地だったため,奥様が実家に置いてきた車を取りに熊本→千葉の強行軍を2日かけて行った.
このときfoursquareデビュー.

6月 某案件から異動

6月に某案件から抜けて別部署に異動.スウェーデンから帰ってきて,長らく続けてきて一向に成果を出せてなかったのでしょうがない.プロジェクトのマネジメント,チームマネジメントが上手く出来なかったのが原因.チーム間のやりとりも明確になっていなかったよね.

6月 某案件2週間で終了

異動直後に参入した案件が2週間で終了.IMSについて詳しくなったのにっざんねん.原因はターゲットシステムを大きくしたわりに標準版にこだわったため最初のお客さんへのスケジュールにミートしなくなったこと.

7〜9月 手が空いてしまったので某炎上中の案件に

参入したときはかなりのデスマーチ具合.1階のミーティングルームをぶち抜いて占拠.一時期は総勢100人を越えていたそうな....そりゃ赤字にもなるわ.7,8,9月と完璧にロックされる.エクセルが最高のBTSと言って譲らない某メーカー様にいらだち,帰宅時間もだんだんと遅くなる.土日出勤も増えてきて,家庭が崩壊しかけるのもこの時期.そっちのほうが辛かった.
部門長と一緒に仕事をする機会にも恵まれて,人の動かし方を直に見て少しは学習した.

10月〜12月 某案件のPGMに

デスマーチに陥った某案件の標準版(次期版)のPGMにアサインされる.使用しているサードパーティの載せ替え.メンバ5人.「2人はいろいろ問題あり使えないかなー」と思っていたら,「ふたを開けてみたら1人で済んだ」という感じ.イラツクことも多いけど,人は使いようっていうのも勉強した.アサインの都合上,一部のエンジニアに負担をかけてしまったので,来期はもう少しうまくやろう.

新卒入社で集まって社内活動

ダメ出しだけでなく,どうやりゃ改善できるかまで考えて提案するという社内活動を同期メンバを中心に集まってやりきる.常務会・経営会議での報告までさせてもらい勉強する.

宇多田ライブ

宇多田ライブのためにチケット争奪戦に参入.先行予約はあえなく惨敗.一般発売は"当日未明から並んでも一番を取れるありえない所"にあるチケットぴあに並び,小雪似の人のクリックに託すも瞬殺.その後,奥様の努力により何とかゲット.しかも行ってみるとなんと最前列!楽しい時間を過ごせました.

まとめ

様々なことを通して,「人は変わらない,変えたければ自分を変えなきゃいけない」というのを痛感した1年でした.

来年は?

宇多田がデビューして今年まででちょうど12年.干支一回り.これって一つの節目だよね.1〜12歳は幼少期,〜24歳は中学校,高専,大学と学問の時期.〜36歳で,はてさて何をなすべきか?いまはまだ分かっていないです.

とりあえず,今の課題である以下の点を重点課題として進めるつもり.

  • マネジメント
  • 英語力
  • 遊び,遊ぶための余裕,知見.

来年もどうぞよろしく.

iモードが世界を席巻出来なかった理由

UIEの中島さんとdankogaiさんがiモードについて議論していたので,ついでに書いてみる.

そもそもiモードとは何だったのか?

個人的には以下のように考えている.

  • ネットに接続できる小型端末
  • 少額決済のプラットフォーム
  • (プロキシなどのサーバシステム)

まず,ブラウザやJava経由でネットに接続出来る端末.ユーザから見れば端末がIPアドレスを持たないことをなんて問題ではなく,ネットを見れる,操作できるそれで十分だと思う.

次に,少額決済のプラットフォーム.DoCoMoはユーザのコンテンツ使用料金をユーザに課金出来るシステムを作り上げている.(それまでの)通常だったら各コンテンツ会社毎に課金システムを作り上げる必要があったものを,DoCoMoが代行することで,薄く広くユーザの手を煩わせずに課金することが出来る.

最後に,プロキシなどのサーバシステムもあると思うんだけど,これについてはよく分かっていないのでパス.ウィルスチェックやったり,パケットを正確にカウントしたりするためにものすごく面倒なシステムが作られてるらしい.

で,なにが失敗だったのか?その原因は?

日本の中でパイを取り合うだけに縛られ,海外からの調達などを行えないようになってしまった.これにより,調達コストが一向に下がらず,次の機種を考えるだけで精一杯で,次の10年に対する想像および継続がおろそかになってしまったのではないだろうか.

端末メーカーも,ソフトウェアメーカーも「お金を出してくれるから作る」という考えになってしまい,「DoCoMoからの発注がなくなったらどうするか?」っていう考えがあったにしても,まじめに考えられなかったんじゃないだろうか.

というわけで,中島さんの意見に全面的に賛成.

ドコモからの「調達」という甘い蜜に飼いならされた日本のメーカーの経営陣が、2000年代の前半にリスク覚悟で海外に本気で進出する、という戦略を取らなかった・取れなかったことにある。

んじゃ,これからの戦略はどうしよう?

単純に行くと,国内の端末メーカは総崩れ.その中で生き残っていくには,何がコアの技術なのかを見極めてそれ以外への投資を削減だよね.

加えて,リリーススケジュールをキャリアの都合から端末メーカの都合に変更して,春モデル・冬モデルなどの定期的な端末出荷の強制をやめる.これにより,多数のキャリアに一度に出せるようになるんじゃないかな.

キャリアは,大事なデータ源(ユーザ)を握ってるんだから,お金の作り方はいくらでもあるよね.ただ,国内でやるとどうせ総人口で打ち止めになってしまうので,海外に出て行かなきゃね.

ソフトウェアメーカーは,プラットフォーム上で動くアプリを個人でも作れるようになってしまったので,かなり厳しい戦いを強いられるかな.でもそれはいろいろと試せるチャンスでもあるので,短いスパンでいろいろと手をだして,何が売れるか試験する必要があるよね.

というわけで,

ぐだぐだ書いたけど,来年も頑張ろう.