イノベーション・シンキング
イノベーションを起こせるような発想の方法,そのための秘訣,そしてチームをイノベーションを起こせるように変えて行く方法について書かれた本.
読んでいると,今勤めている会社の社長の言っていることと重複する部分がいくつもあるのに気づく.社長も自社株式の公開によって莫大な資産を持つことになった人だが,成功している人の秘訣は同じなのだなと感じた.
私は共感してるんだけど,そんな社長の熱意が伝わってないのか,伝え方が悪いのか.
印象に残った点をいくつか.
自分に有利になるようにゲームのルールを変えたら,自分だけの利益が手に入る
ライバルが作ったルールに従う必要はない
時代遅れのルールに従って動いているとしたら,賢明なライバルがルールを破り,顧客を奪う恐れがある.
ライバルの作ったルールに従って,後追いで勝とうとしている気がする.そんなのじゃだめで,全く違う価値を見いださなければならないんだよな.そのためにも
革新を遅くしない為には,自分自身をライバルとする
というのはとても重要だと感じた.これは言い換えれば,自社製品を古いものにするとなるだろう.たんなる名前だけのバージョンアップよりもより革新的な機能,生活が便利になるような機能をいれ,よりよい製品へと磨きあげる.
そんな組織になっていくとよいなと思った一冊でした.
46 dog ear / 238 page = 0.19 dpp
- 作者: ポール・スローン
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2007/08/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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